052 Mt.Daimonji
伝・俊寛僧都の山荘跡
標高466m、山頂に憩う
五山送り火の火床(金尾)
大文字山・鹿ヶ谷ルート
俊寛僧都旧跡から大文字山へ
 京都のお盆行事「五山送り火」で有名な大文字山は、鴨川と並ぶ、京都のシンボルです。その大文字山へ登るルートのうち、歴史的な古跡をたどるという意味で鹿ヶ谷からのルートを歩いてみましょう。もっともポピュラーな銀閣寺ルートに比べると、少し急峻ですが、楼門の滝や俊寛僧都山荘跡など、道中にはたくさんの見どころがあって存分に楽しめます。
 なかでも山荘跡に置かれている石碑は、その巨大さもポイントですが、刻まれている文面をじっくり読んでみると、面白いところがあります。いうところによれば建碑者が、ある夜の夢の中でこの山荘跡を訪れたのがそもそもの発端だったとか。そして俊寛僧都の至誠の志を後世に伝えるべく土地を買い取って云々。戦前の顕彰碑ですが、この碑自体が時代の空気を伝える遺跡となっているようです。
鹿ヶ谷−俊寛碑:約1時間30分、俊寛碑−山頂:約20分
山頂−南禅寺:約1時間
鹿ヶ谷〜楼門の滝〜俊寛僧都山荘跡〜大文字山〜金尾(往復)〜七福思案処〜南禅寺