山腹に清水寺を擁する清水山。東山三十六峰の一つと言われても、その存在感は意外に低く、清水寺の賑わいとは裏腹の静かな山歩きが楽しめます。清水山の標高は250メートルにも満たないので、山の魅力が乏しいように思われがちですが、清水寺の境内、東山山頂公園の展望台、青龍殿の大舞台と、さまざまなアングルでの眺望の楽しめるので、標高だけでは語れない面白みのあるコースです。
また眺望以外にも、道中の所々で見かける野仏に注目してみるのも面白いかも知れません。短い行程のわりにたくさんの野仏(石地蔵)が置かれていて、不思議な雰囲気を醸しています。
なお下山は、設定通りの粟田神社方面以外にも、円山公園方面に下ることも可能です。
京阪清水五条−清水寺−清水山:約1時間30分、清水山−東山山頂公園(−青龍殿):約20分
東山山頂公園−粟田神社:約1時間